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“雄町の家”
設計:盛田建築製作一級建築士事務所
ダイニングテーブル製作:盛田 健
施工:両備住宅株式会社
岡山市の郊外の住宅地に建つ、4人家族を想定したモデルハウスです。 敷地は西側、南側が道路に接している角地で、区域建蔽率が20%を超える都市型の立地です。 西側道路は主要道路に通じており、比較的交通量が多いため、西側道路からのプライバシーを確保しながら、東南面を街に開くカギ型の平面形状としました。
プランの大きな特徴は、家族の成長に合わせて用途を変化させることができるサブリビングと、 室内物干しや家族の居場所として活用できる2階のサンルームです。サブリビングは、吹き抜けの効果によりコンパクトな空間に広がりを生み、2階のサンルームは、夏期には日射取得の大きくなるためは建具で仕切り、単独で排気を行うことで熱負荷を抑え、冬期には、サンルームや階段、吹き抜けから上昇する暖気を床下へ循環させて、熱を効率よく利用することができる換気空調の 循環のための仕掛けにもなっています。
造作のキッチンは、流しとコンロを別々に配置し、作業スペースを大きく取ったことにより、家族や仲間と一緒に料理を楽しむことができるようになっています。一番奥のリビングは、造り付けの壁付ソファとダイニングを仕切る壁で囲われ落ち着いた空間を演出しています。採光ブラインドを採用し、プライバシーを保ちながら、自然光の明るい空間にすることが可能となっています。
また、 仕上げには、岡山県産の化学接着剤を使用しない珪藻土や、備前焼のボーダータイルなど、地元の産業を積極的に採用し、コストとのバランスを考えながら地産地消を実践しています。
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